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カビを抑えるために今から湿気対策!

カビはじめじめした場所が大好き、水回りなどは特に注意!

カビは湿気の多いところに発生しやすいと聞きます。
確かに、お風呂場などの湿度が高い場所にカビが発生しやすいですよね。
カビと湿度にはどんな関係があるのかな?

カビにとって暮らしやすいのは、湿度の高い環境だよ。
空気中の水分が多いほどカビにとって快適になるから、どんどん増えちゃうんだ。
具体的には、湿度が60%以上になるとカビは元気になり、湿度が70%以上になると急激に増えるといわれているよ。

日本は高温多湿で、特に梅雨の時期は湿度が高くなるよね。
一年のほとんどが、カビにとって快適な環境なんだ。

「梅雨の時期だけでなく、オールシーズンカビ対策が必要なのね」
「そうだね。健康を守るためにも、湿度対策はしっかりと行おう!」

カビの繁殖を防ぐたるの、最適な湿度は?

カビを繁殖させないために、部屋の湿度はどのくらいが適切なのかな?

カビの繁殖だけを考えると湿度は低いほどいいんだけど、湿度が低すぎると感染症のリスクが高くなるので注意が必要だよ。
ウイルスはちりやほこりに付着して空気中に浮遊しているから、湿度が高いと重くなったちりなどといっしょに地面や床に落ちて感染しにくくなるんだ。
カビは湿度60%になると元気になるから、湿度は60%いかが望ましいね。

でも、湿度が低いとウイルスは長く空中にとどまれるから、感染の危険が高まる。
だからウイルスの感染対策とカビ対策の両方を考えると、室内の湿度は50~60%が適切だと考えられているんだ。

「湿度が低ければ良い、というわけでもないのね」
「カビだけでなく、ウイルス対策への配慮も必要だよ」

カビ対策のポイントは湿度・温度・ホコリ

湿度を適切にするだけで、カビ対策は万全なのかな?

実は、湿度対策だけでは不十分なんだ。
なぜなら、カビが生息しやすい環境は湿度だけではないから。
カビが発生しやすい環境は、湿度・温度・栄養だよ。
カビは20~30度の温度になると元気になるんだ。
春から秋にかけては、特にカビが発生しやすいシーズンといえる。

湿度や温度だけではなく、栄養が豊富だと、それをエサにしてカビはどんどん増えていくんだ。
カビにとっての栄養とは、部屋の汚れのこと。
快適な湿度と温度を保ち、こまめに掃除することがカビ防止の有効な対策といえる。

「湿度だけでなく、温度が高くなってもほこりが溜まってもダメなのかぁ…こまめに掃除しよっと!」
「うん。窓を開ける、換気扇をつける、除湿機を使うなど、風通しをよくして、水回りは水分をしっかりと拭き取ろう。
髪の毛や石けんのカス、はがれ落ちた皮膚など、ほこりやゴミは、カビの大好物。
栄養を与えないためにも、掃除を怠らないことも大切だね」